泣かせる展開になりました。
陽たちの乗ったヘリは帝王こと超巨大カイジュウのまじかを抜けようとしていました。スカイツリーを刺して帝王を仮死状態にしようとした武重は失敗して飲まれました。絶望的な状況ですが白崎がつぶやいた刹那、武重が帝王の体内から脱出して獅子奮迅の活躍を見せました。武重は己を使って帝王のツボを刺して再び仮死状態にするつもりです。
今回は武重の英雄的な自己犠牲が描かれていて最高でした。しかし忘れてはならないのは彼はただの体育教師であり教え子をつけねらうストーカーのような感じだったのです。彼は白崎と出会って彼女にターゲットを変えただけの異常者です。しかしファイナルフューズの才能があり人類を救うほぼ唯一の手段である人材としての武重もまた同時に存在しています。彼個人は白崎と夢の王国を作ることを目的にしていますが、そのためにはまずこのカイジュウたちを退治する必要があったのです。
武重がスカイツリーの代わりとして自ら突っ込む際には走馬灯のようなものが見えていました。それは白崎との幸せな家庭という平凡なものでした。武重とて馬鹿ではないのですから自分が突っ込めば命は無いことは承知しています。しかし白崎を守るためにはこれしかないという判断には泣かされました。この武重という漢はストーカーと英雄が同居している珍しいキャラクターです。