明チームは正門から特別区に押し入る気です。
ニジテレビには門番として凸様凹様というアマルガムが控えていました。明は正面から、鮫島などほかの者は横から攻撃して敵勢力を混乱させる作戦です。面白いのは鮫島らが敵から奪った武器を持ってきていたことです。奴隷人間を殴る電気棒と警官の拳銃が数丁が準備されました。もちろん明は仕込み刀のみです。それに対して門番の部下たち、つまり特別区を守る精鋭吸血鬼らはヤリがメインの装備でした。なるほど、やはり吸血鬼の集団では拳銃はあまり有効な武器とはいえないのです。
まず吸血鬼が人間を襲うときは生け捕りで血を吸うのが主な目的です。ですから拳銃で大けがをさせては、生き血を長期間吸うことや美人を囲うことは難しくなります。また、吸血鬼なら人間の腕力の数倍ですから素手だけでも楽勝です。人間を襲うのに拳銃は不要なのです。
吸血鬼間の争いで拳銃が有効かという問題があります。吸血鬼は体を撃たれても致命傷にならず、ゆっくりと再生します。正確に頭部を破壊しなければならないため銃撃は有効ではないと考えられます。吸血鬼間なら接近して首を切断したほうが確実に相手を倒せます。
吸血鬼が邪鬼やアマルガムを倒す場合も同様です。邪鬼の頭部に銃弾を一発撃ちこんだぐらいでは死なないと考えられます。アマルガムの頭部に何十発も弾丸を打ち込めばなんとかなりそうですが、弾の確保の問題もあります。新たに弾が作れない場合は今ある弾丸を使ってしまえば終わりです。これらのことから警官の装備として拳銃は存在しますが使いどころが無いため飾りのようになってしまっているのではないかと私は想像しました。