相当な人数が橋にやってきていることが推測できました。
バサバサ様は豹丸との間にある約束をしていました。それはバサバサが食べていい吸血鬼は一日に5名までという制限です。なるほどバサバサは橋を守る怪鳥として定期的に襲ってきます。しかし全員を食い尽くせば血の樽を運ぶ者がいなくなり血の楽園内は苦しくなるのです。ですから弱き吸血鬼から少しづつ始末して強者を残すシステムがバサバサなのです。
ただ私が心配なのは一日に5名だとしても一か月に150名の吸血鬼が餌になります。月100名以上も血の樽を運んできて鉄札を得ていると考えると恐ろしいのです。芝浦関所を通ってきて中の吸血鬼らがバサバサに食べられると月に100個以上の樽が橋の上に放置されます。輩吸血鬼でも豹丸様を恐れて樽の血を飲まないとすると台場関所に運ぶことになります。
血の樽がそのへんに落ちていないことを見ると、持ち主がバサバサに食われた樽は全て楽園内に運ばれたことになります。私の見立てでは台場関所で上級市民として通るにはまず鉄札10枚が必要です。さらに鉄札10枚なら血の樽10個もセットで通らなければならないシステムです。最初はひとり通るのに血の樽ひとつがあれば十分だと考えていました。しかし上級市民としてなら鉄札の数だけ、つまり10個の樽を一人で運ばなければならないのです。そんなことができるのは以上に強い猛者吸血鬼だけとなります。