森の中も恐ろしくて良いねという印象です。
先行して脱出した千葉と清水のニセ自衛官チームは山頂へ上って建物を発見していました。そして下ってその建物へ向かったのです。彼らは偽物をですから警察を呼べば犯行がバレてしまいます。しかし背に腹は代えられないのでパトカーにでも乗せてもらって一旦、市街地へ撤退して休息するのだと私は思いました。ただ早乙女らは始末しないと通報されてしまうので建物で食事や休息をとりつつ同じルートで逃げてきた民間人をやってしまうというのも手です。いずれにしても車両などを確保して大猿が来れば逃げることは準備しないとならないわけです。
森の中で急に大猿に襲われました。これはナタ大猿ですから洞窟内で遭遇したやつと同じです。あまりにも速い大猿に千葉らは困惑しましたが清水が気づきました。大猿は山頂へ行かずにショートカットして建物の方へ向かったのです。
私は清水らが建物へ入ったとしても厳しいのではないかと予想しています。まずこの鬼仏山は三ツ橋家の持ち物で牧場主もグルです。ひとりで猿の世話をできるわけもなく使用人などが建物にいると考えられます。その複数の使用人も共犯になり、お嬢の命令に従順ですから犯行の隠ぺいには全力を使うはずです。もし千葉らが建物や村にたどり着いても電話線は切られていて誰も救助を呼ばないと思うのです。さらに村人が清水らを殺しに来ることさえ考えられます。