拷問野郎を探すことになりました。
蟲の王は自分の脳を分けた片割れを作っていました。この片割れは蟲の王本体が死んでも生き続けます。そして片割れ由来の蟲に寄生された者は治らないのです。つまり片割れを倒すことが勝次の左腕のブクブクを直すことにつながります。さらに片割れ由来の蟲の寄生体はまだいるようです。本土を安全にするためにも片割れ、つまり拷問野郎を探す必要があります。
カニのような格好の拷問野郎は頭だけで逃亡していました。野郎だけは特殊で会話をする知性を持っています。偶然、野郎は立ちション中の人物に遭遇しました。その立ちション者は明チームの名前を呼んだことから関係者だと思われます。明に恨みを持つ野郎はその関係者を襲うつもりです。
私が今回楽しんだのは、誰が野郎に襲われるかという予測です。所見で私は壁の裏の立ちション者は鮫島ではないかと思いました。鮫島は勝次と仲が良くなり肩車なども敢行しています。これを死亡フラグであると思ってしまったのです。しかし勝次さん、とさん付けし呼んでいることからネズミだろうと思いなおしました。鮫島が勝次をさん付けするのは、あまりにも変だったのです。ネズミなら子供の勝次のエグイ戦闘を見てさん付けする可能性はあります。しかし実際は小太り小学生の佐吉でした。
拷問野郎は大きな男の体を探していましたが、あっさりと佐吉を乗っ取りました。佐吉は頭部を食われて体に寄生されます。私はここで拷問野郎の寄生は感染による変異ではなく乗っ取りだと考えました。つまり感染と変異なら治る可能性がありますが佐吉の頭部は食われたのです。たとえ明が野郎を倒しても佐吉は死んだままになります。
私は野郎が大男のボディを探していたのに小学生の体を乗っ取ったことに驚きました。しかし結果的に明の関係者のボディを得たことは敵にとって幸運です。拷問野郎を殺すことは佐吉ボディを永遠に眠らせることになります。勝次にとって自分が治るためには勝次ボディを犠牲にしなければならないのです。むろん明は掟を発動させますので、やると思われます。