レインの好プレーが無ければ大変なことになっていたと考えられます。
カナメは仲間を探すためにDゲームのアプリで通信を試みました。Dゲームは通常の通信とは別系統のシステムらしく電波の無い地域でも通信できたと私も記憶しています。このアプリのおかげで一回だけメッセージを送りあうことができました。レーベンズの仲間はそれぞれ無事らしくレインは座標を送ってきました。この座標はカナメのアパートのもので、そこで待っているという意味です。私はここで少し憤慨してしまいました。まず転送されて帰ってきたカナメを特定の場所に向かわせるのはどうかしています。ここはレーベンズのメンバーがカナメを迎えに行くべきなのです。例えばカナメが「渋谷のモヤイ像」とメッセージを打っておけば、そこで合流することが可能でした。むろんカナメはそこまで頭が回らずに通信が途絶えたため合流は不可能になります。レインが安全なアパートの座標を送っていなければどうなっていたかということです。
カナメは謎の子供アカリとタツキを連れて座標へ向かいました。その途中ではグリードSという子熊のお化けが襲ってきます。この子熊は偵察役のトンボのお化けが人間の位置を特定して転送してくるタイプでした。さらにグリードLLというマンモスタイプも転送されてきます。カナメは足を怪我した子供を連れて何とかアパートへ到達しました。そこにはレインの書置きと食料を置かれていました。私は数名のメンバーがここで待機していればカナメを出迎えれたはずだとまたしても憤慨してしいまいました。レーベンズはリーダーの扱いがひどいのです。しかしシギル使いのレーベンズといえどもアパートで数日間待機するのは危険だと判断したと解釈できます。堅牢なアジトなら平気ですが、ただのアパートはマンモスなどが来れば危険です。