落とし穴作戦とは考え付きませんでした。
徹の作戦は盾で防御しつつ落とし穴に落とすものでした。猪は物凄い突進力ですが、たとえ一人が倒されたとしても他が援護して盾でカバーしてやれば被害を食い止めることができます。そうこうしているうちに猪はビニールシートで隠した落とし穴に落ちる作戦です。しかし猪は落とし穴を察知したため徹がオトリになりました。ギリギリまで徹が猪を引き付けて自らも落ちよとばかりに体当たりを食らいます。はじけ飛んだ徹は穴を飛び越え猪だけが落ちたのです。しかし穴が浅かったため猪ははい出してきました。
私は今回、落とし穴作戦の有効性を考えさせられました。深い穴を掘れば有効だったと思います。しかし穴が一個ではそこへうまく誘導できるかは不明です。また一個の穴を察知されれば徹のように決死の作戦になってしまいます。ですから穴は複数掘っておき、その中央で待ち構えるのが良いと思われます。ちょうど城を堀で守るように中央に政たちが構えます。周りには多数の落とし穴があるわけですから猪は穴に落ちる確率が高まります。もし猪が穴をよけてくれば人間が堀の外へ出て誘います。猪は堀の外へ出る際も穴をよけなければならなくなるのです。
結局落とし穴では猪には勝てませんでした。徹はまたしても自分の作戦が失敗したと落ち込んでいます。猪は徹にとどめを刺す寸前に身をひるがえして撤退しました。これは偶然にも猪がオーバーヒートしていて一旦休憩となっただけです。結果は引き分けですが戦闘の内容は猪の勝ちなのです。