列車襲撃はさすがにダイナミックで楽しめました。
カナメやシュエランなど鬼の世界にやってきた者はククリ陛下のはからいで元の世界へ戻ることになりました。そして彼らはSL列車に乗り出発します。ククリが儀式を行う場所まで期限までに行かなければならないようです。転送の儀式は場所や時間帯などデリケートで次のチャンスがあるかもわからないのです。
列車移動の情報は敵に漏れていました。ロシアのウラジとグリゴリとリーリヤは自動車で接近して列車に乗り込みました。面白いのはグリゴリが鉄を伸ばして棒高跳びよろしく列車に飛び乗ったシーンです。パワー近接系のグリゴリに欠けている跳躍力をシギルで補っています。
シュカは同じく鎖使いのリーリヤと列車の屋根の上で戦闘になりました。イーブンかと思われた戦力ですがウラジが伏兵を忍ばせていました。トンネル内にはゾンビが複数いたのです。ウラジのシギルは死者を操る能力でした。飽和攻撃でピンチかと思われたシュカですが一瞬にしてゾンビとリーリヤの首を落とすという美技を見せました。
列車内では陛下の部屋の前で近衛兵がグリゴリを止めていました。グリゴリはそこらにある金属部品をちぎっては投げる感じです。近衛兵の撃った弾は金属ですのでグリゴリのシギルで無効化されました。カナメ付の近衛のセイタロウは敵の投げる斧に覚悟を決めましたがそこへ刀がカットインしました。カナメが修行中に作った刀でセイタロウを守ったのです。セイタロウは死んだ弟と似ているカナメに不思議なものを感じてしました。そんなことは知らないカナメは対物ライフルを召喚すると一発でグリゴリとウラジの体に風穴を開けました。
ウラジらを倒したカナメたちでしたが襲撃で列車が減速して時間までに転送ポイントまで行けなくなってしまいました。ククリ陛下は無理をしてこの場で彼らを送り出そうとしています。そこへ男ゲームマスターが現れてカナメのみを現代の世界に戻しました。