ゾンビのチカラを見くびっていました。
マイクロバスでやってきた紫藤は高城家に避難することになりました。しかしEMP爆弾の影響でバリケード入り口でバス事故を起こしてしまいます。するとゾンビたちはそのスキに封鎖地区に侵入を開始しました。高城家では鉄門を閉じて応戦しますがゾンビの数が多すぎました。ほどなく高城家正門は破られて敷地内にはゾンビがなだれ込みました。今までは道路ワイヤーでスカスカに規制しているだけでゾンビの侵入をくい止められていました。しかし高城家の鉄門はすぐに破られてしまいました。私はこの矛盾にゾンビたちにクレームを言いたいのですがこれは数の問題だと反論されそうです。
高高度で核爆発が起きると電磁パルス攻撃となり地上の電子機器や電子制御の車が故障してしまいます。ですからこの時点で高城家に避難している者たちが郊外へ移動することはできなくなりました。高城パパはこの屋敷では長期間の籠城に耐えられないとみて近々に別の場所へ移動するつもりでした。しかし今回は同地域のまだ破られていない近所の家へ避難することになったようです。その先どうするかは不明ですが高城パパには責任があります。避難民をここで死なすわけにはいかないのです。
頑丈なハンヴィーなどの車両も故障しましたが、意外にもバギーが使えるようです。バギーは対EMP対策がなされていたのです。孝たちは両親を探しに高城家屋敷を去るつもりでした。しかしゾンビが入ってきた以上、脱出の機会は今しかないのです。バギーには毒島チームが乗り込み喧騒の中でのあわただしい旅立ちとなりました。今回はゾンビ侵入によって予定されていた二つのイベントが同時に行われました。一つ目は高城パパによる高城家放棄です。二つ目は孝たちの船出です。安全地帯と思われる屋敷を離れるのですから、このぐらいの強制力がなければダラダラしてしまうものです。