いかに空港が重要かが分かりました。
最初にチョイと出てきて音沙汰の無かった南リカが今回メインになりました。彼女は警察の特殊部隊の一員で主に射撃を行っています。そしてゾンビパニック後、すぐさま空港を守る任務に就いていたのです。私の印象では時間が少しさかのぼっているようにも感じられました。特殊部隊が空港にいるのは偶然ではなさそうです。ですからこのような非常事態には、まず空港などに人員が配置されることが決まっていたようです。それはなぜかと考えると空港や港湾、鉄道を機能させなければ人員の大量輸送が出来ず物資の補給も厳しくなります。残るは道路ですが車両もゾンビに止められればアウトです。特に海外に逃げたり支援を受けたりするには空港は最重要拠点となります。
リカはバディの男と給油車を取りに出ました。この給油車の中の航空燃料をまいてゾンビを一掃するつもりです。しかしバディの男が足を噛まれました。リカは敬礼するとその場を立ち去り男は自爆します。男は自分がゾンビ化する前に自害したのです。その場で感傷にひたっている間もなくリカはターミナルビルへ徒歩で帰ることになりました。空港敷地内にはゾンビが大発生しておりリカはピンチです。
敷地内にまかれた燃料に火がついてゾンビが燃えているシーンがありました。ゾンビたちは多少燃えても襲ってくるという感じです。私はこれは見逃せない情報だと思いました。この作品のゾンビは火に強いのです。ご存知の通りゾンビは血流が無くなっても動けます。痛みで気を失うこともなくひたすら人間を襲ってきます。そうであれば炎にまかれて呼吸ができないゾンビも通常通り動き回るというのが自然なのです。ただ燃焼が進み体が炭化すれば動きが止まります。