高城家に保護されている地域の人たちがモメていました。
今回はこの地域が保護されていることがハッキリ分かりました。ゾンビパニックの初期の段階で高城パパたちの右翼の若い衆がワイヤーを張って地域を封鎖しました。これで人間は出入り自由ですがゾンビは拒否できるザルのようなバリケードが完成です。ただ私は見張りも必要だと考えています。ゾンビは噛まれてすぐに発症するわけではないからです。数分の猶予さえあれば噛まれた人はワイヤーの間から入ってきてしまいます。そうなればワイヤーの内側で発症したゾンビと戦う必要があります。
高城家には武器があり食糧の備蓄も充分と見えました。そこで近所の人々が避難してきてキャンプ生活をしているのです。高城家は炊き出しをしていると思われます。しかし人々の中には感染者を公開斬首する高城代表の方針に反対している者もいます。強権的に支配してゾンビと戦う方針と、皆で議論を重ねて人権に配慮した治療を行う方針の衝突になりました。
高城家には黒上という高校生が逃げてきていました。彼は紫藤先生から密命を受けて偵察に来たようです。紫藤先生はマイクロバスで生徒たちと避難場所を探していました。これからバスは高城家に向かうようです。ただこのバス内は異様な洗脳が行われています。生徒こそが清潔で未来の宝であること、そして大人や外の世界は穢れているという洗脳です。そして女子生徒は男子に肉体を提供することで安全を確保しています。男子は洗脳された女子の体をモミモミできることも紫藤先生への忠誠心につながっていました。その中で洗脳されない山田という男子が異議をとなえると、すぐさまバスから放り出されたのです。そして山田はゾンビに食われました。この世界ではドップリ洗脳を受け入れる者ほど生き残るという皮肉な状況です。