ワイヤーの使い方に感心しました。
高城の実家がある東坂二丁目に近づくとそこはゾンビが多数徘徊していました。毒島チームは車両で駆け抜けようとしましたがワイヤーによって止められます。私は装甲車のような車でも押し通ることは出来ないのだと理解しました。無理矢理通るとガラスが割れたりフレームが切断されるということです。そして急ブレーキをかけた車からは麗が滑り落ちてしまいました。車はエンストでゾンビが集まってくる最悪な状態です。今回は特にスピード感を感じました。
注目すべきはハンヴィーでゾンビを押すとワイヤーでバラバラに切れてしまったことです。まるでワイヤーカッターでゾンビを切断したような状態になっていました。このように強く押し付けるとワイヤーでゾンビの体が切れてしまうことが確認できました。しかしワイヤーの下にゾンビの亡骸はありませんでした。ということはゾンビは自力でワイヤーを押しても体が切れないということになります。少しぐらい押したぐらいではワイヤーではゾンビの体は切れないので、やつらは方向を変えてどこかへ行ってしまうのです。ここにワイヤーの防御線が出来上がりました。スカスカのワイヤー防御線はゾンビのみ拒否して人間を通す優れた構造です。
これで最初の謎が解けました。ゾンビは東坂二丁目に近づくとワイヤーで押し返されていたのです。通過できないゾンビたちがこの地区の手前でどんどん増えているのも納得です。ただひとつ心配なのは地面を這ってくるゾンビです。足が折れたゾンビは匍匐前進で進んでくると思われます。そうするとワイヤーの下から通過してしまいます。ただ見回りによって動きの遅い匍匐ゾンビを排除することは可能だと思われます。
少し気がかりな描写がありました。それは高城がゾンビの脳漿をぶっ掛けられるシーンです。毒島が木刀で斬ったゾンビの汁が高城のかかってしまいました。もしこれが感染原因となるなら話は大変なことになります。ゾンビの血や汁が人間にかかれば目や口などの粘膜、小さな傷から体内に入り感染する恐れがあります。