グロすぎる表現はしないのがこの作品の良い所です。
神宮寺を押さえつけた人外たちは警察が捕まえていました。しかし人外たちはお互いの頸動脈を噛みちぎり留置場で集団自殺をしてしまいます。これで犯人の自供は取れず、身元の記録もはっきりしないことが分かりました。宇都宮の遺体も治療跡など特定情報が無くあいまいです。個人情報がどこかで改ざんされているような感じなのです。
私は今回二つの事に気づきました。まず個人情報を改ざんして身元を分からなくしている人外のグループがいるということです。真山の友人の小熊などは人外になったとしても親族の情報などはバッチリで遺体からでも個人の識別は可能だと思われます。いっぽう警察に遺体を回収されても身元がバレないようなグループがいるのです。
次に人外が死ぬ条件が分かりました。捕まった人外グループはお互いに頸動脈を噛みちぎって自殺をしました。つまり彼らも人間と同じように出血で死ぬということです。ですからもし人外を始末する時は動脈を切るなど対人間と同じような手段が有効です。
刑事の重兼からの情報で、あるび田市にある元神宮寺家の製鉄所が怪しいということが分かりました。そこには外部から武器商人が多数出入りしています。私は武器を製造していると考えていますがその詳細は不明です。そこで今一度、真山チームが潜入することになりました。