薫の思考力の低下が著しいと読めました。
研究林庁舎に着いた薫と美々でしたがヒグマに襲われた形跡を発見しました。庁舎の外の車は破壊されて犠牲者の痕跡も見られます。どうやらヒグマに先廻りされて誰かが犠牲になったようです。薫は庁舎の強化ガラスを蹴破り中に入りました。室内には電話があって警察に連絡することができました。しかし救助隊が来るまでに時間がかかります。ここからさらに移動することは考えられないため庁舎の中に立てこもって救助を待つのです。今蹴破った窓ガラスを閉じてバリケードをすればヒグマの侵入に耐えられそうです。しかし電話中にヒグマが美々を襲いました。薫は電話に夢中で見張りをさせていた美々を忘れていたのです。美々だけは守ると言いながら単純なミスで彼女を命の危険にさらしています。この場合はまず美々を庁舎の二階など安全な場所に隠すべきだったのです。
ヒグマはまず美々を軽く放り投げました。私はこれをライトなブンブン攻撃だととらえています。まず美々の手足にダメージを与えて動けなくするのです。その後、頭部ガブリが始まると思われます。薫は自分に注意を引き付けてヒグマをシャッター内におびきよせました。そしてチェーンソーを武器に闘うつもりです。しかしヒグマはそれを避けて美々をくわえて逃げようとしました。ここでヒグマに逃げられれば美々は終わりです。