美々のセリフには気になる部分もありました。
小屋はヒグマが侵入し破壊されました。しかし瀬戸が美々をベッドの下に隠して命を守ることが出来ました。それを美々が薫に報告するシーンが気になりました。「瀬戸君が美々をベッドの下に隠してくれた」的な趣旨のセリフがあったのです。私は瀬戸でも美々でもない者が小屋の中にいて薫に話をしているのかと勘違いしてしまいました。瀬戸君が美々を、と言っているので二人以外の誰かが薫に説明していると思てしまったのです。それは密猟者の西などが考えられます。しかし実際は美々が自分の事を自分の名前で呼んでいただけなのです。子供が名前で自分の事を呼称するのはよくあることですが、今回はまぎらわしいと気になってしまいまいした。しかし私は美々がまだ子供であることから仕方のないことだとおさめています。
すでに小屋が破壊されて移動するしかなくなっています。瀬戸はヒザを怪我して歩けない状態です。行先は雪崩観か庁舎かを選ぶわけですが、より確実な庁舎を薫は選択しました。これは確実性の高い庁舎の電話を目指すという意味です。また、昭と薫が襲われたのは雪崩観への道中でした。薫は美々と瀬戸をそりに乗せて数日かけて庁舎へと出発しました。
吹雪が激しくなって雪洞でピバーグするシーンが楽しめました。しっかりと雪洞を作り外は大吹雪です。さしものヒグマも匂いが消されて襲ってこれないとのことでしたが私は不安でした。これまでの流れではヒグマは予想外の有能さを見せています。今回も雪洞の中にヒグマが襲い掛かるのではないかとヒヤヒヤしました。幸い熊の急襲はありませんでした。瀬戸と薫はこの寒いのに下半身を脱いで美々の寝ている横で致すのでした。