テロ側も統制がなくなっていることが描かれていました。
一年生ゾンビが体育館から出たことで三年の反乱計画は失敗に終わりました。そして双方に大損害が出てどちらも統制がなくなっています。特にテロ側は無線機がつかえないようで、独立して女生徒を狙う者も出ています。
校庭には数人の生徒たちが出て食糧を回収に行っています。これは長い籠城生活のため周囲を包囲する軍から食糧が差し入れられているのです。それを取りに行く生徒たちが見たのは軍の撤収作業でした。軍は食糧に火を付けて燃やしてしまいました。軍としてはすでにウィザードの位置も把握して、これ以上籠城を長引かせる必要がなくなったとも解釈できます。しかしウィザード桜井はまだ校舎の中です。若干の謎は残りますが大体の目的は達成できたのだと考えられます。
鬼灯は部下たちに血を飲ませました。彼女は一度生物兵器に感染してその効果で大怪我を治しています。その後、中和剤を打ち感染から生還しました。しかし部下に血を飲ませていることから感染力は治った後も持続すると考えられます。部下を感染させて自衛隊の包囲網を突破するのが目的です。どうやらこの作品の設定では感染後、発症前に死亡するとゾンビになります。感染後、生きたまま発症すると人間の意識を保ったまま超パワーを獲得するのです。人肉を食べたくなるなど体の不調はありますが怪我が治ったり色々できるようです。鬼灯も草太も後者の生きたまま発症パターンなのです。