思わぬ人物との合流で驚かされました。
月夜田初は救助ヘリから落ちた碓氷アリサを助けるためにダイブを敢行しました。下は金魚だらけで落ちれば2度と救助は期待できないのです。しかしアリサを残すわけにもいかず月夜田の話はまさに死のダイブのシーンで終わっていました。今回はその後が描かれていて謎の現象により二人は助かっていました。そして地下道に逃げ込んだ月夜田たち二人はホームレスの渋谷の貂に出会います。貂はせまる巨大金魚に鍋のお湯をチョイとかけるとすぐさま退治を成功させます。このあたりは金魚が温度変化に弱い設定を利用した憎らしいシーンだと思いました。
渋谷の貂は食糧を分けて欲しいという二人を拒否します。これはサバイバル哲学を持つ貂なら当たり前の反応です。しかし貂は二人が今までどのように生き残って来れたのか不思議に感じ始めました。武器も持たず、なぜ数日間もアリサたちが生き残っているのかということです。月夜田たち二人はその多くをシェルター的な喫茶店で過ごしていました。しかし救助ヘリの情報を得た彼らは集合地点に出てきていました。そこでアリサと初が置いていかれたのです。
貂は考えを変えて二人に食糧を与え連れて行くことにしました。何か貂には利己的な考えがあるようです。そして貂もある集団に属しており、その依頼で食糧や武器を調達に来ている途中だと分かります。サバイバルで優先して得なければならないものはまず安全です。これは安全なシェルターのような場所のことです。次は水です。そして食糧という順番です。貂はホームレスでしたので冬場に寝床にできる安全な場所を知っているようです。そして水、食料、武器を優先して調達していることが読みとれました。