2話ラストシーンは印象に残りました。
赤城マキと将太は群馬県から東京ドームを目指して移動しています。ジープで川沿いを進んでいたマキらは野良犬にエサを与えていました。このシーンでは犬がゾンビ化していないようです。もしペットや鳥がゾンビ化していると襲われて感染がますます広がります。人間の間だけで感染するのであればドアや鉄格子などで隔離や防御が可能です。しかし小さな鳥やネズミなども感染するとなると手が付けられないのです。ゾンビ作品では動物に感染するかが重要な点になります。
現在マキらは埼玉県を抜けています。大宮には将太の家があるようです。そこでマキは将太を家に連れて行きました。両親や家の状態を確認しにいくつもりです。家についたマキは将太の代わりに部屋に入り家族写真を持ち帰りました。そのシーンで彼女は物凄い表情をしています。これは中に遺体などがある他には考えられないのです。すでに将太の家族は亡くなっているとみて間違いないのです。
将太の家の外でマキたちはゾンビ集団に襲われました。1話の情報や今回の会話からゾンビは日光があると外に出てこない設定です。昼間に雨模様でもゾンビは出てきます。このことから移動するのに適した時間帯があると分かりました。マキたちは夜間はビルなどに隠れて昼間の明るいうちに移動しているのです。
マンション内では太ったゾンビに将太が立ち向かいました。元ゾンビの将太とマキはパワーも残っているためにゾンビと互角に戦えます。さらに将太が叫ぶとゾンビは仲間と勘違いしたのか背を向けました。このような作品ではゾンビが仲間をどのように認識しているのかも重要です。もしゾンビが動く者を自動的に食べる設定だと共食いになるからです。ゾンビが人間だけを見分ける基準が必要です。通常の作品では感染発症するとゾンビ臭のようなものが出て匂いで襲われなくなります。
ラストシーンの猫は印象的でした。将太の家には遺体があり両親のものと思われます。猫がゾンビ化するかは不明ですが将太の帰りを待っているようにも思えました。