鮫島軍は、やはり本物の銃を持っていました。
秋葉原でゾンビから逃れて生活しているコーちゃんたちは生存者がいることを知ります。そこで生存者に会うべく駅の方へ向かいました。しかし出てきたのは鮫島を頭にした武装集団でした。彼らは生存者を集めて強権的な組織を拡大しています。私が想像したのはまず腕のある者のリクルートです。鮫島軍はいかつい者で構成されていて銃器もあります。そして生存者の中でスギタのような使える者を探しているのです。鮫島はスギタを仲間に引きこんでさらに勢力を拡大するつもりです。しかしタケルのようなあまり使い道の無い者は囮です。タケルをエサにしてゾンビをおびき寄せ焼き払うと考えられます。最後に女は奴隷のように監禁してしまいます。無法地帯では考えられることだとはいえ、酷い世界になったと私は思いました。
鮫島軍が構成員を引き付けるのはいくつか理由があると思われます。まず食糧の確保が容易です。人数をかけて広範囲を捜索すれば保存食を回収するのはたやすいのです。さらにゾンビの脅威からは逃れることが出来ます。強力な火器で武装した集団に入ればそう簡単にゾンビに負けることは無いのです。そして女に不自由することがなくなります。男から見れば鮫島軍は魅力的ですが厳しい面もありそうです。まず食糧回収などで働けなければ囮にされそうです。鮫島としても無駄な人材を養う余裕は無いのです。さらに危険な場所にも行かされる可能性があります。個人でなら少しの食糧確保で済むのに集団では大量の物資が必要になるからです。