怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

モンキーピーク第5話のあらすじと感想

怪我人を当然のように襲う大猿が恐ろしかったです。
矢ノ口落としで怪我を負った社員が多数出ました。死者もいるので動ける者だけで進み、山小屋から救助を呼ぶことになりました。15名が社長をリーダーに先に進んでいます。ここで製薬会社の薬害事件の背景が語られています。もしかすると薬害事件で恨みを持った者の犯行かもしれないと思いました。
早乙女たちが崖を登っていると眼下に猿が出現しました。猿は矢ノ口落としの下で待機している怪我人をナタで切り付けました。やはり敵はスキを付いて襲ってきました。体力のある者が先に進み、主に怪我人が残されたタイミングを狙ったのです。もし全員が怪我人を守っていれば猿は襲わなかったと思われます。しかしそれでは救助が呼べず時間だけが過ぎてしまいます。水が無い状況では時間が経過するだけで死に至るのです。
早乙女と安斎が崖下に走り出しました。襲われている怪我人集団を助けるためですが、私は難しいと思いました。走っても現場へは時間がかかります。さらに出血した者を満足に治療することが出来ないのです。さらに無駄に体力を使っただけで猿に逃げられる可能性が高いのです。しかし早乙女が走った気持ちには心を揺さぶられました。

モンキーピーク第4話のあらすじと感想

進むか止まるかの判断が面白いと感じました。
矢ノ口落としで背後から襲われた社員たちは坂下に転落してしまいました。もしかすると猿はコレを狙って急襲したのかもしれないのです。思えば最初に猿が出現したのは社員が寝ている時間帯でした。このように猿はスキをついて少しづつ殺害を行っています。逆に言えば全員が注意を払っていて集まっている場合には猿は来ないことになります。
転落により死者と動けない怪我人が多数出ました。ここで社長は動けない者を置いて電話のありそうな山小屋まで行こうと決断しました。すでに水や食料が尽きていて、じっと止まっていると全員死亡するという厳しい状況です。動けない者を野外に置いていく社長の決断は苦しかったろうと考えられます。極限状況でのリーダーの考えが描かれていて、とても魅力的な作品です。
ここでは矢ノ口落としからすぐ引き返すほうが客観的に良いようにも思えます。しかし猿側もそれに対応していたと想像できました。この場所のせまい階段は虎口のようになっていて、一人づつしか登れないのです。上で猿が待ち構えていれば頭をナタで割られることは確実です。一人でもナタで襲われれば後に続く者はそれ以上階段を登れなくなってしまいます。

モンキーピーク第3話のあらすじと感想

多くの社員がトラップにかかった事が理解できないため緊張感が高まりました。
早乙女だけが標識のトラップを見破り先頭に引き返すように叫びました。しかし周りは簡単には理解してくれなかったのです。自分たちが襲われる理由が見当たらないというのが主な理由だと考えられます。また引き返すということは大猿のいた方向へ進むことになります。
この標識の仕掛けは単純で効果的なものだと思いました。しらび山から下山するため社長たちは矢ノ口へ向かいます。しかしその矢ノ口の標識は何者かに変えられてしまっていました。矢ノ口にはこの先に進むと矢ノ口があるかのようなニセの方向版がかけられていたのです。そのため矢ノ口から分岐して下山すべき道を見逃してさらに山奥に進んでしまいました。板切れ一枚で集団を誘導する仕掛けはリアルであり見事です。
下山ルートを通り過ぎた一行は矢ノ口落としという急坂に差し掛かりました。この坂はハシゴのような細い階段があるだけで一人づつ慎重に降りなければ危険です。そこへ大猿が背後から迫りました。このあたりで私は大猿の知性を感じました。まず坂の上と下で集団が分断されています。さらにハシゴがせまいために逃げるに逃げられない状況です。そこを狙って襲う大猿は人間のような頭脳を持っていると思いました。