怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

彼岸島48日後…第291話の感想とあらすじ

人間の匂いは、ごまかせているようです。
希、聡、ネズミ、ユカの四名は人間が働いている労働地区に入ってみました。吸血鬼であれば平民でも管理側なのでカギを持たされています。居住区では隣に住む吸血鬼とすれちがっても牙を偽装しているので人間だと気づかれないのです。私はいささか拍子抜けしてしまいました。あれほど頑張って吸血鬼から身を隠していた彼岸島時代、おもちゃの牙があればどれほど楽だったかということです。むろん既製品の牙でなくても手作りの木の牙でも遠目には人間と分からなかったはずです。私は前回まで人間の匂いがバレにくかったのは血の樽を運んでいたからだと思い込んでいました。人間臭プンプンの樽のそばでは匂いが隠されるのです。しかし今回は樽もなく偽装できているので、やはり決め手は牙が見えるか否かです。
少し気になったのは奴隷のように働かせている人間が感染したらどうなるのかです。もうこんな生活は嫌だとネズミのように考えて自らウィルスに感染して吸血鬼化した者はどうなるのかです。例えば管理者吸血鬼を刺して血を得て自分を感染させる方法です。感染した者は見た目は本物の牙があり、実態も本物ですからほかの吸血鬼と見分けができなくなります。まさか平民として楽園内で暮らせるとは思えないのです。そういえば楽園に入る際に住民登録のような手続きがありました。ですから奴隷人間が偶然感染して吸血鬼化しても登録が無い者となります。私はそのような者は特別区に入れられて平民とともにキツイ仕事をさせられると予想します。




彼岸島48日後…第290話の感想とあらすじ

やはり街が綺麗なことが気になりました。
先に台場関所を超えたネズミ、ユカ、北沢希、聡の四名は入国手続きのような処理を終え住居も与えられました。説明では楽園内は四つの区画に分かれています。居住区、労働地区、上級地区、特別区です。まだ未解明ですが上級地区は札10枚で関所を超えた猛者どもが集まっているはずです。仕事はなく贅沢をしていると思われます。ただ楽園内で暴動が起きた場合は鎮圧するという役割はありそうです。豹丸や拷問野郎もここにいると私は予想します。次に労働地区ですがとらえてきた人間の奴隷を働かせているインフラ工場などがあります。
勝次が入ったのは上級地区ではないかと思われます。そこには札10枚で入った猛者とその家族など貴族的な豊かな生活が見えました。たしか彼岸島でも箱根でも吸血鬼の住む街は建物がボロボロでガラス窓も割れたままでした。かなり大きな吸血鬼街でもボロボロです。私はこのウィルスに感染すると攻撃的になって人間を襲ったり性格が変化するとみています。その過程で建物の修理など細かな仕事を嫌がるようになるのではないかと考えています。そうであるなら吸血鬼だらけの楽園内がピカピカなのは矛盾しているのです。ただ奴隷にした人間の中に建築関係の者がいたりインフラ業者がいれば話は別です。
さて平民の扱いについてです。奴隷にした人間は労働地区で働きます。札10枚の上級市民は上級地区で貴族生活です。ならば札1枚でようやく関所を超えた吸血鬼はどこで何をやるのかが問題です。特別区という場所で汚れ仕事をするかもしれないなと私は考えました。非常にキツイ仕事です。もしかすると人間のいる労働地区で奴隷頭のように管理職も考えられます。そうなると特別区はなんなんだという気もします。




彼岸島48日後…第289話の感想とあらすじ

正義がゆらいでしまいました。
トラックから出た勝次は血の楽園内が華やかな都市であることを知り呆然としました。今までの吸血鬼の集落といえば男だらけの荒廃した村だったのです。しかしお台場関所を超えた楽園内はショッピングモールに女性や子供などが買い物をしている普通の大都市でした。そんな平和な風景を見て勝次は自分の方が殺人鬼なのではと動揺します。明チームが拷問野郎や豹丸を倒すためには吸血鬼を殺さなければならないのです。明の言葉を借りれば吸血鬼は理由を問わず全員斬るということになります。邪魔をすれば女子高生吸血鬼も斬らねばならないのです。
今回の優れたストーリーで私が考えさせられたのは都市の運営についてです。壊れたままの集落やボロボロの建物に住む吸血鬼どもに対しては我々は敵意を抱きます。人間の作った集落を乗っ取り修理も出来ずに使い倒す敵に憎悪の感情を持つのです。それは盗難車を整備もせずに乗りつぶす輩と同様です。しかし血の楽園内の建物は綺麗でモールにもそれなりの衣服や食べ物などが売られているはずです。つまり細かい修理や流通や治安がしっかりしていることが推定できました。こんな健全な都市を運営できている吸血鬼、つまり豹丸軍を嫌でもリスペクトしてしまうのです。