怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

彼岸島48日後…第294話の感想とあらすじ

吸血鬼から見た人間について考えさせられました。
上級地区に入った勝次は、ゆう太という少年に助けられました。追われている勝次を匿ってくれるのです。勝次は肩にヒー坊が生えていますから警察に見つかれば職務質問は確実です。すでに何名もの吸血鬼をヒー坊によって殺害済みの勝次は楽園では犯罪者となります。
豹丸は無法地帯だった吸血鬼の集落を嘆き、この楽園を作り出しました。まずミサイル防衛をして安全に暮らせる場所を確保しました。そして階級社会にして皆が仕事を頑張れるようにしたのです。上級はその地位をいつまでも確保しようと危ないことはしなくなります。下位の者はいつか自分も上級になれるようにキツイ仕事でも進んでやるのです。そしてあこがれの上級地区では人間だったころの生活を模倣しています。テレビも人間の映る過去の放送を流しているようです。
ゆう太の悪友たちは人間をさらってきて秘密に飼っていました。定期的に血を飲むためです。人間が苦しむことなど気にせず無垢な子供の残虐性をイメージさせる描写です。しかしこれは子供だけに限らずに吸血鬼になったほとんどの者は人間に対して残虐性を持つようになります。そうでなければ血を飲んで邪鬼になるのをふせげないのです。
今回再確認したのは吸血鬼が人間を見下しているということです。なるほど吸血鬼に感染すればパワーが人間の数倍になり単純な殴り合いでも勝敗は見えています。加えて牙による麻酔、ほぼ不死の体、雅軍の組織力など人間を凌駕するチカラを吸血鬼は持つのです。そんな彼らが弱い人間に対して優越感を持ってしまうのは必然だと思いました。






彼岸島48日後…第293話の感想とあらすじ

ネズミの嫌な予感が当たりそうです。
希の兄の北沢徹が奴隷キャンプにいたことが分かりました。すると希と聡は手を取り合って喜ぶのでした。この姉弟は兄に命を助けられて生き延びました。その後はとらわれた兄を探すことを最優先に血の楽園まで来たのです。これは大変な苦労があったと思われます。ですから兄の情報があっただけで今までの苦労が報われたということになります。彼女らの内心を思うと心を揺さぶられました。
ネズミはうまくいきすぎていると警戒しています。こんな時はほかで悪いことが起きるものです。ネズミは明たちに不幸があるとか勝次が死ぬという予感を持っています。私は明が死ぬことは考えにくいですが鮫島と勝次はどうなるか気になりました。勝次の治療は本編の目的ですが、それ以外はパーティに不必要なキャラクターです。ムードメーカーという面はありますが戦力としては無意味です。ですから勝次が死んでも今後のストーリーを妨害しないのです。逆に鮫島が死ぬと明の次に戦闘能力のある後衛が失われます。明が前方で戦っている間に後ろでネズミらを守る役目です。ですから鮫島が死ぬと今後の戦闘シーンが制約を受けることになります。ただ明が血の樽に隠れて鮫島だけで活躍した場面もありました。北沢希との、ほのかな恋心も描かれました。鮫島死亡のフラグは立っています。





彼岸島48日後…第292話の感想とあらすじ

鮫島もまんざらではないようです。
希、聡、ネズミ、ユカは北沢徹の情報を得るために人間の奴隷のキャンプに入りました。しかしそこへ運悪く拷問野郎がやってきます。奴隷らはハンディハンディ様と恐れていて定期的に人間を食いにきているのです。そもそも明たちが拷問野郎を追ってきたのは勝次の肩の異常を治すためです。ですから拷問野郎を討つチャンスとも言えます。しかし鮫島、明のいない現場ではそれは無謀です。
事情に詳しい奴隷からの情報では拷問野郎は高い地位にいて豹丸のお気に入りということです。野郎は壺モンスターのような変異体を生み出してミサイル防衛をさせているのです。つまりこの地の楽園は拷問野郎のおかげで国連軍から守られていることになります。もし野郎が死ぬと変異体はそれ以上作られなくなります。アクシデントで壺モンスターが死ぬと、それきりになってしまうのです。ですから豹丸としては野郎に自由を与えて、血の楽園に来てくれる替えの効かない技術者のような扱いかと思われます。